あけましておめでとうございます!!!
- 2017.01.02 Monday
- 22:16
JUGEMテーマ:伝統文化
新年あけましておめでとうございます!!!
新しい年の始まりは、いつも清々しいですね。
今年のお正月も、快晴で暖かく、穏やかです。
今年も創作神舞のお稽古をがんばっていきたいと思います。
また、和文化についてもいろいろと書いていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
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今日は、有楽町駅前の国際フォーラムで開催されている
J-culture Festに行ってきました。
ホールEで、1月3日まで開催されているようです。
英語の表示もあり、海外の方にも楽しめるイベントです。^^
ロビーには、京都の風俗博物館の牛車などが展示されていました。
雅やかな装束も飾られており、いにしえの平安貴族を見ているようで、
特に光源氏の御殿のセットが見事でした。
光源氏といえば、舞楽「青海波」を舞ったというシーンがありますね。
千年の昔と同じ舞を、今でもみられるのは本当に誇れる文化だと思います。
セットには、雅楽の納曾利と蘭陵王の衣装をつけた人形もありました。
小さいのですが、写真を撮ってきましたのでご覧ください。
お面をつけた人の緑の装束が見えるでしょうか。
(緑が納曾利、赤が蘭陵王です)
十二単のショーも素晴らしかったです。
50着の春夏秋冬の重ね色目が圧巻でした。
たとえば、初夏を表すときは黄緑、緑などが多くなり、
秋はもみじの赤を多く使う、など、季節を色で表しますが、
華やかさと美しさだけでなく、季節の移り変わりも
色から読み取り、感じ取っていきます。
この色彩感覚が、日本人の美的感覚の原点になっているように思います。
以前、色彩心理を習ったことがありますが、
源氏物語では、登場人物の心を色でも表しているようで、
装束が華やかな小道具になっているだけでなく、
色彩心理の側面から見ても、ストーリーと色の関係が見事!
なのだそうです。^^
現在では、重ね色目は100種類以上あるようで、
もちろん覚えきれませんが、もっと知りたいと思いました。
有名な重ね色目では、赤、黄色、緑、など、
お雛様に使われる着物のイメージが強いかと思いますが、
今日の十二単では、青と白などの組み合わせもあり、
季節ごとの装束がたくさんあり、楽しく勉強になりました。
海外の方もお方様として十二単を着ていて、国際色豊かでした。^^
海外の方にも和文化を楽しんでもらえるのはうれしいですね。
もちろん、見た目の美しさだけでなく、日本の伝統のよいところ、
奥ゆかしさ、精神性なども伝わるとよいなと思いました。
そして、着物を着た人の立ち姿は、やはり美しいです。
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では、本年もよろしくお願いします!
照子
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